多発性硬化症は、中枢神経が何らかの原因で攻撃を受けてしまい、神経の伝達が異常になる病気です。その症状は、物が二重に見えたり、視野が欠けたり、まっすぐ歩けなくなったり、手がふるえたりします。
また、胸や腹に帯状のしびれや、ぴりぴりした痛みがでたりします。人によっては、尿の感覚がわからなくなり、失禁することがあります。この病気は、どこの神経が損傷するかによってさまざまな症状が起こります。
なぜそのような症状が出るのか?。人の神経命令は、神経細胞(脳)から枝分かれした神経に、電気信号が送られることで手を動かしたり尿意を感じたりします。
この神経に傷がつくと、命令が正確に伝わらず、家庭の電気コードがビニールの絶縁体によって被われているように、人の神経も「髄鞘」というもので被われています。
多発性硬化症は、自分の免疫の誤作動で神経を攻撃してしまい、この髄鞘に傷がつくことで神経がむき出しになる事で起きる病気です。このような状態を脱髄といいます。多発性硬化症では、班状に脱髄がいろいろな部位で起きろことで、病気の再発を繰り返してしまいます。
この病気は、体内に潜むヘルペスウイルスが関与している可能性が高いと思います。神経細胞に宿ったヘルペスウイルスを白血球が攻撃した際に、正常な神経細胞まで攻撃してしまい、上記したような症状が起こるとおもいます。
このような症状を発症した場合に病院を受診すると、症状を止めるためにステロイド系の薬が処方されます。
ステロイド系の薬は、細菌・ウイルスへの攻撃をしないように作られています。したがって、白血球がヘルペスウイルスを攻撃することで炎症症状が表れるため、ステロイド系の薬を使って白血球がヘルペスウイルスを攻撃させないようにしているのです。
敵であるヘルペスウイルスを攻撃せずに放置することで一時的に痛みにふたをする事で誤魔化し、結果的の免疫力低下させています。
これらの症状が発症することになった原因に、薬によって炎症症状を止めたことにあります。
薬の作用で働きを抑制された白血球は、薬の作用が切れると逆に免疫が過剰になり、その作用により白血球は、必要以上にヘルペスウイルスを攻撃します。
過剰な白血球は、ヘルペスウイルスを攻撃する際に、必要以上の活性酸素を使い、その活性酸素はヘルペスウイルスだけを攻撃することはできずに、正常細胞まで傷をつけてしまいます。
そのことが体内のいろいろな部位で繰り返し起こるため、一度使用したステロイド系の薬を止めることができないのです。
いろいろな難病と言われる病気に対して永遠と強い薬で対応している限り完治は難しいと思います。
正しい医師のもと(少ないですが)正しい方法で、自分のカラダ(治る力)をもっと信じてあげる事が必要ではないでしょうか。
薬を長く服用して治って元気になったと聞いた事、見た事がありません。
駒沢なごみカイロ。