自然治癒力は、人間にもともと備わっている能力の一つだといわれています。
昔から「手当て」という言葉があるように、おなかが痛い時などに患部に手を当ててじっとしているうちに、症状が治まってしまうことがあります。
また、かぜをひいた時、消化の良いものを食べ、暖かくして寝ていると、治ることがあります。これらは人間が持つ自然治癒力のおかげといえるでしょう。
私たちが、痛みなどの強いストレスを感じた時、脳下垂体からエンドルフィンという物質が分泌されます。このエンドルフィンには、麻薬のモルヒネと同じ作用、つまり痛みや不安をやわらげる力があります。
女性が経験する典型的な痛みは出産だといわれますが、分娩の前からエンドルフィンの活性は高まり始め、分娩時には通常の6倍にも達することがわかっています。出産のストレスと痛みに対応するために、人間の体はみずから、エンドルフィンという麻薬をつくり出しています。
このことからわかるように、自然治癒力には、人間の体が病気やけがを乗り切るためにつくる「体内のくすり」が大きく働いていると考えてもいいでしょう。
また、私たちがけがをした時、傷が化膿して、膿が出ることがあります。膿は、侵入しようとする細菌を防ぐために、白血球が闘った跡なのです。白血球のような食細胞は、体内に入り込もうとする細菌を食べることで、病気の感染を防いでいます。・・・・文献から。
自然治癒力は動物にとって素晴らしい力です。
しかし、現代社会においての人間の生命力の低下が激しく、自然治癒力を発揮する事が出来ない状態の人がとても多いです。
ある一定の生命力・免疫力があってこその自然治癒力なのです。
そこのところを大切にしたいものです。
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駒沢なごみカイロ。